●フリータブレットの独創性

 フリータブレットは答え合わせ以外の機能を排除しました。目をひく派手な画面や説明・ヒントの表示などの機能を排除すべきだと、塾の現場で長い年月改良しながらたどり着いた結論です。

 直接入力、選択式、並び替え。基本的にはこの3つの方式に絞り込んであります。

 実にシンプル。しかし、シンプルだから繰り返しても飽きないし、飽きないからすばやく、気楽に何度も繰り返して学習できる。試行錯誤の末、このスタイルに落ち着きました。

 アニメや動画を多用するeラーニングが全盛のこの時代、我々のタブレットは「ガリ版刷り」のように素朴な仕組みです。

 

 

 

 アニメや動画を使うと、見栄えもいいし、子どもたちも最初は珍しがってやります。ゲーム要素の多い学習システムは、子供の食いつきがいいのですが、数ヶ月で飽きてしまいます。学習は、わからない所が理解できるようになる喜びがあって、はじめて学力が付き、継続できます。

 これがわかっていない人が多いです。大人が頭で考えていることと子どもの反応は違うんですよ。

 自分で問題を作成したあと、実際に塾で使ってみて子どもたちの反応をみて、問題がおこるたびに改良する。

 私はシステムの開発者であるとと同時に塾で教えています。これが他の開発者との違いでしょうね。